夫婦で新規就農!メリットとデメリット
「嫁ちゃんも就農するか。」
\ な に い い い い /
コメ王子ことコメ旦那にそう告げられた2021年1月こないだ。
私たちが夫婦になったのは、前回の記事を見て頂いたらわかるように2020年の11月1日。
働き方はというと、旦那はがっつり農業、嫁は半農(飲食店とか清掃とか色々)というような生活。
米農家なので収入はその年の収穫量や、米の買取価格に左右されたりするが、食べ物と月の生活には困らない収支、ではある。
では夫婦でそろって 就農する、ということはメリットなのか、デメリットなのか、考えてみたいと思ふ。
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さて、そもそも旦那は2019年から「認定農家」として新規就農して働いています。
これを「認定新規就農者」と呼ぶそうです。
そして 認定 されると「農業次世代人材投資事業」というものを受けることが出来るようになります。
それはなんぞやというと、就農直後の5年間は所得を確保するための資金として年間最大150万を交付するよ、という制度。
なので旦那の場合、私たちの営む「いきこと農業」をはじめた2019年から2023年までの5年間、年に150万の交付金がもらえることになります。
そう、交付金なので原則として返す必要はないのですが、途中で農業やーめた!ってなったら返さないといけないものらしい。
へー、じゃあ嫁も就農ってことで、もう+150万円??
ではなく私の場合半額の75万円。全額貰う方法もあるみたいだけど、そっちは申請も条件もややこしいらしい。
そしてもし2120年から「嫁」が事業に乱入、いや、参戦してふたりで農業に従事した場合も終わりは旦那と同じく2023年。
それからやはりタダではお金をあげませんよということで、最終的に5年後にクリアしないといけない条件、年間売上金額というのもあります。
そして5年のうち中間地点に当たる3年目が就農状況を吟味され、引き続き交付するか否か決められる審査の年になるというのです。
なんとその結果によっては打ち切りになる、こともあるのだそう。
ちなみに私たちがまさにその審査の年を迎えてる感じだYeah!
旦那曰く2021年はなにがなんでもよい結果を出さないとというプレッシャーがあるそうです。
ということを踏まえたうえでメリットとデメリットを考えてみた。
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メリット
(1)年間75万円の収入(62500円/月)
(2)放棄しない限り2023年まで資金が約束されている
(3)農業に従事しながらお金がもらえる
デメリット
(1)年間150日以上、農業に従事せよ
(2)2023年には年間400万の所得をあげよ
(3)毎日作業日誌つけよ(→提出要!)
(4)みっちりとした年間計画書を提出
(5)年2回、計画書通りにいっているかの報告会
(6)途中放棄したら全額返還せよ
(7)5年ののち、もう先5年は年2回の報告会がある
こうしてみたらデメリットのほうが多いよね。うん。
しかし最近の嫁はまず①物事のメリットとデメリットを見る、それから②デメリットの解決策を考える、そして③解消されるようなら良き、と捉えているので上にあげたデメリットもこうなる。
(1)年間150日以上、農業に従事せよ
→1月あたり約12日、週に3.5日なら余裕
(2)2023年には年間400万の所得をあげよ
→旦那とふんばる☆彡
(3)毎日作業日誌つけよ(→提出要!)
→作業開始と終わり時間、作業内容が分かれば形式は問わないということでアプリ(アグリノートおすすめ!)使ってまとめる。そこは楽!
(4)みっちりとした年間計画書を提出
→理想を高くしすぎず、最悪を想定して数字を出したら怖くない
(5)年2回、計画書通りにいっているかの報告会
→半年の振り返りと軌道修正ができるタイミング
(6)途中放棄したら全額返還せよ
→しないもんねー
(7)5年ののち、もう先5年は年2回の報告会がある
→たぶんベビーが産まれているので、その日はじいじとばあばに預けてふたりで会議&デートする日にしようという誓いをたてた
こうしてみたらデメリットもそんな苦ではない。
むしろこれから5月の出産体勢に入る嫁としては好きなこと(農業)をして2023年まで月62500円の安定収入がはいることを考えたらけっして悪くはないじゃない。
扶養に入っているから月の上限8万円くらいしか稼げない、ということを考えたら6万というのはそこそこいいライン。
農家なので食べ物には困らないから、2023年までいかに固定費を抑えて貯蓄するかという、嫁としての倹(賢)約力も問われてくるだろう。
まあでもまずは 嫁就農 の申請して、それが通ったらのお話!
ことの成り行きをみていこう!
生米パンまいう!
生米パン
『生米パン』というものがあると耳にて、米屋の嫁ならいつか作ってやらねばと、ずっとずっと気になっておりました。
そこでYou Tubeで動画を見漁って、炊飯器で簡単に出来るものをトライしてみました!
その結果、
\ ばばあん!! /
激ウマ!!もちもち!!写真は、いまいち!!
焼き立てを出したら、あっという間になくなりました!!
冷えてももっちもちしてて腹持ち最高です。
今回はそのレシピをご紹介。
【材料】
・米…1合
・砂糖…10g
・オリーブオイル…大さじ1
・塩…2g
・ドライイースト…4g
1、米を研いで一晩水につけておく。
最低でも2時間以上浸水できてたらOKらしい。
2、しっかり水切り後、ミキサーに投入。
※砂糖10gとオイルはお好みで。入れてもいいし、入れなくてもいいみたい。
塩を入れて、ミキサーぶいーん!
米だけだと回らないから、ぬるま湯30ccくらいを量を見ながら入れる。液がしゃばしゃばにならないように注意。
3、ドライイースト投入
液がとろとろになった頃、入れる。
水っぽいマヨネーズみたいな、でろでろ〜っとした状態になればOK
4、炊飯器にオリーブオイルもしくはバターを塗って、生地を流し込む
上下にトントン、くるくる回してなんとな〜く生地の空気を抜く。
5、20分くらい発酵
炊飯器の保温でOK。生地を倍くらいに膨らませる。
6、炊飯(すいパン)
早炊きで30分ほど焼く。普通の炊飯モードで炊いて30分したら切るのでも良い。
※私は焼けたときに一度パカッと開けて見てみたり、串を刺して生地がねちょって着くようなら、プラス10分くらい炊飯を続けてみる。
もしくは30分くらい保温し続ける。
\ 完成!! /
間違えた、出来上がりはこちら!!
「おおお〜〜〜」(自画自賛の歓声)
ちなみにこの写真は米3合、その他の調味料も×3の分量で作ってます。
ひとり分だと1合でいいけど、ふたりで食べたら物足りないかな、という感じ。
発酵の時間を全然とらなかったけど、こんな感じでふっくら!そしてもちもち!!
なんなら米だからお味噌汁とも合う!(笑)
2021年も美味しいもの沢山つくろう!!
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
もしよろしければ↓秘伝のレシピ↓をどうぞ。
今年も1年、よろしくお願い致します🤗
2020年が終わる前に
さあて、お久しぶりの投稿です。
前回の記事を書いてからどのくらい?
半年近く?
ブログのIDとパスワードなんだったっけ?
2020年もももう終わるじゃん!?
などなど思うことはたくさんありますが、本当に充実していた濃いで、あっという間に過ぎていきました。
浮世はコロナで一色な年だったかもですが、私の人生においてはめっちゃカラフルだったんじゃないかなという、思い出色鮮やかな出来事がドカドカとあった2020年。
1月1日には真っ白だったキャンバスに、もう白の余白がないレベルで農業&田舎生活に、みごとに染めあげられた。
そんな思い出をダイジェストに振り返ってみます。
1月、Nothing But The Funkのライブに行った!
2月、炊飯器から土鍋ご飯へ
3月、味噌を仕込む
4月、一軒家に移り住む
5月、生姜植え付け&田植え
6月、田植え機に乗る
7月、似顔絵を描くようになる
8月、草刈り機、手がマヒるくらい使い倒す
9月、妊娠発覚!稲刈り&ハゼ干し
10月、猫(てんちゃん)がやってくる
11月、入籍!苗字が変わった!
12月、29歳現在に至る。AM6時からチーズケーキを焼く
ほかにもオオキンケイギクで染物をしたり、山菜や野草を食生活に取り入れたり、薬膳の勉強&実践をしてみたり、梅や桃の酒を作ったりマルシェに出店したり…書ききれないね!
こうして振り返ってみると、何から何まではじめて尽くしだった。
農業をするのも、自然と触れ合うのも、毎日料理をするのも。
海外にいた時と同じくらいの発見と学びと驚きがあったんじゃないかしら。
いちばんの驚きは自分が母親になること。なってゆくこと。
農家の嫁は大変だと思うけど、子育てはさらに大変なんだろうな!めざせ良妻賢母!
さあさあ2021年も、みんな健康で、
楽しいこといっぱいの良い歳になりますように^^
雨のジメリと鹿のイジメ
長いこと、ブログを放置しておりました。
書きたいこと沢山、沢山あります。
撮り溜めてる写真どっさりあります。
まあぼちぼち楽しみながら発信していこ!
とりあえず最近の出来事としまして、鹿被害にあった田んぼのご紹介。
暗くなっては山から降りてくる鹿たちに田んぼの稲を食べられまくっていました。
夜な夜な、田んぼ脇の道を通るたび
鹿がおる!
ことはわかってたんです。
ヘッドライトとクラクションでぶいんぶいん威嚇したら、いっつも
ぶっっっわー!!
って走って逃げてた奴等がいることは、知っていたんです。
早いこと手を打たねばと思ってはいたのです。
「あまった苗がいくつかあったなー」
「収穫量ふやすためにも、手で植えないとなあ」ということで田んぼに入ると絶句。
めっちゃ食われてるーーーーー!!!
すかすかーーーー!!!
田んぼにおける、円形脱毛症ならぬ円形脱稲症。
全体の3〜4割を食べられてしまったんじゃないだろうか。というくらい。
許さん。
許さん。
ぶっ○○○、やられたらやりかえす、駆逐してやる、倍返しだ、クウ、シカクウ、シカクワセロ。
ふだん温厚な相方のコメ王子さんも、復讐ワードが口からどろりどろり。
私もわざわざ奈良まで行ってせんべい買って鹿の腹を肥やすことに喜びと満足感を得た事もありました。
「か〜わいい〜!」なんて言っていた自分が懐かしい。
今では「うちの車リースのだけど、もし田んぼの鹿に遭遇したら迷わず体当りして持って帰ってね。
シカ鍋にするから。しっぽは役場に持っていくから(真顔)」
なんて本心8:ジョーク2で言ってる。
腹いっぱい食べたぶん、ちょっとくらいそちらの分を食べさせてもらって、お互いWin-Winな関係になっても良いんじゃないでしょうか。
農家ふたりの腸が煮えくりかえったところで、
今日は午後から電気柵(略「デンサク」)でバリケードを張ります。
梅雨のジメジメにも山のシカジカにも負けず、
さあいってこよー!
2020年春、3月植え付け①
さてさてふたたび畑の記事です。
いままでは米を専門に作っておりましたが「今年から野菜も作ろう!」ということで畑作にも励むことにしました。
ポカポカ陽気が感じられる頃になったのでLet's植え付け。
おおいぬのふぐり、おどりこそう、なずな…
肥えた土壌に咲く雑草が盛大に茂っていて、畑のコンディションもいい感じ!
てんとう虫もいっぱいで、とってものどかです。
春の時期に植え付けたい種はいっぱいありますが、まずはこの3月に植えたもののご紹介。
左:ニューコメット
中:フレンチ・ブレックファスト
右:アイシクル
どれも二十日ダイコンです。
はつかといえど、本当に20日で収穫できるほどバリはやで成長するものではないみたいです。
出来上がったらちょっと甘めの酢漬にしたいな。
じゃがいも「キタアカリ」
同じ列の畝のお隣にはじゃがいもです。
キタアカリという品種の芋たち。
加熱するとホクホクして、甘みが強いことからクリジャガイモとも呼ばれるみたい。
これはじゃがバターとか、コロッケにしよう!
枝豆
田植えからの、夏の水管理。疲れをいやすビールの相方を仕込み(笑)
さっき植えたジャガイモの畝の間に枝豆を植えます。
「あれ?これ大豆じゃね?」というような種。
このままポリポリしてしまいたいような…、いや、これを植えれば豆の数は何倍にもなるんだ、ここは我慢我慢。
どれも育てやすく、失敗しにくい野菜たち。
コンパニオンプランツとかマリーゴールドも植えようか、と計画しています。
コメ王子さんも仕込みをがんがんやっております。
ぼかし、肥料づくり
灰、ぬか、おから、いろいろ混ぜて肥料の研究。
稲の苗をつくる土作り
太陽光の熱をとじこめて、土壌の除草&殺菌処理。
朝と夜の寒暖差で、地中の水分が上下することで、土に混ぜ込んだ肥料がうまくブレンドされるんだとか。
野菜たちの畝も、さくっと作ってくれました。
農業は本当に奥深いことや、面白いことがたくさんあって忙しいです。
みんな美味しく、元気に育ちますように(^^)/
畑の小宇宙
おおいぬのふぐりが、畑中に咲き乱れる季節となりました。
最近知ったのですがおおいぬのふぐり、おどりこそう、なずな(ぺんぺん草)が生えてるということは、その土地の土の状態がいいということなんですって。
うちの畑にはどっさり生えてますよー!
そんな畑の中に、小さな銀河を発見。
青い花が星みたいでした。
やっぱり内面(地中)の状態がいいと、表(外側)に可愛い花が咲くんですね。
コロナコロナと、世界中で言われています。
今までの働き方や生活、食、いろいろ見直すべき時代が来ていると思います。
食べるものがない、お腹がすいた。
そんな状況の時に、ブランド物のバッグや服やコスメやネイルや高級車や五つ星レストランやホテル、旅館にお金や時間を費やすことなんてできないですよね。
一瞬の喜びにはなるけれど、ほんとうに必要なもの、ではありません。
せーまい地域に密集して生活するのも、人にもその土地にも、エネルギーに負担をかけるものです。
太陽と一緒に寝起きする。畑や田んぼに出て体を動かして働く。
採れたての新鮮お野菜、命をいただく。
カルキ洗浄されたまずいお水を飲まなくてもいい。
ローンを組んで新居を建てなくても、土地や畑付きの一軒家が田舎にはたくさんあるよ。
田舎で暮らすって、無理・無駄がなくて、人間らしく生きられる。
けっこう贅沢できる。
みんな、田舎においで!!
味そ丸、集中治療室へ行く
さて、2020年も、はや4月になろうとしています。
去年の年末、地元のお豆腐屋さんのワークショップでおから味噌を仕込んでから数か月。
我が家の味そ丸といいますと、にこにこと台所に鎮座しておりました。
あれから順調かな?おいしく発酵しているかな??
と、のぞきこんだところ…
ぁ、
かびるんるんが発生しとるー!!
味そ丸の表面に、なにやらが!
頭の部分にほわぁっと、モノクロな生命体が小さなコロニーをなしておる…!
すぐ、オペの準備だ!!
グーグル検査したところ、るんるんの部分だけスプーンで削り取って、ちょっと日本酒で表面ぴたぴたしてあげたら大丈夫とのこと。
よし、やろうやろうと思い立ってから3日後の緊急オペ。←矛盾
集中治療室(台所)にて治療を行いました。
もともとはいっていた透明なビニールの袋からほかの容器に移し替えて、天地をさかさまに。
さらに表面をお味噌で覆ってあげると、変な菌がよりつかないんだって。
パッと見、プリンみたいだね。
かびるんるんの件で脱皮した味そ丸。
発酵と腐敗は紙一重というけれど、美味しければそれでいいのだ。
新しい容器になって、うまく熟成されるといいな。